キッチン・ダイニングの関係性に着目し、プランのバリエーションを紹介しました。 ここでは、より使い勝手をよくするためにキッチンの機能面を検討します。 ■広さと寸法 間取りの基本となるキッチンの広さと寸法について押さえておきましょう。 ダイニングを含めた広さは、キッチンからダイニングへの動線に要するスペース、収納の前に立っての作業スペース。 食卓周りの立ったり座ったりのスペースが、適度に確保されていなければなりません。 ■流しとコンロの関係 I型、L型などキッチンのレイアウトの違いは、シンクとコンロの関係によります。 I型は、シンクとコンロが同一線上にあるため、シンク付近で調理をしていても、 コンロの様子をうかがうことができ、移動も左右の動きだけですみます。 L型、コ型は、シンクとコンロの距離が離れすぎず、動きは楽です。 ただしコーナー部分の収納に難点があります。コ型はどの辺にコンロとシンクを配置するかの選択肢が3通りあり、 ほかの部分とのつながりや、自分たちにあった調理の流れを考え合わせて決めます。 一方、シンクとコンロを別々に配置するレイアウトの代表がⅡ型です。 洗う+調理する側と、煮炊き+配膳が明確に分かれ、調理の段取りのしやすい配列です。