リビングに足を踏み入れると、突き抜けるような開放感。掃き出し窓の外はデッキ、そして一部吹き抜けになった天井高が、面積以上の広がりを感じさせる。2階を見上げれば、格子の先にロフトへと続くストリップ階段。インテリアのポイントともなっているこの部分は、2階へと風を通す室内の窓としての機能もある。
吹き抜け部分の壁には、掃き出し窓の上に、3連の縦長窓が設けられ、空気がスムーズに流れるように計算されている。風が心地よく抜ける空間であれば、夏の電気代も節約できる。このU様邸は、エネルギーに配慮した、スマートハウスとして設計されたものだ。
太陽光パネルとエネファームの、ダブルの自家発電。電気の使用量は室内のパネルを見れば一目瞭然で「自然と節電するような習慣が身についた」とUさん。太陽の光が隅々まで満ちるリビングは、どこか洗練されたアーバンな雰囲気すら漂う。光と風を最大限取り入れた住まいには、今日も自然と笑顔があふれる。