小上がり和室の魅力と注意点・後悔しないための設計ポイント! - 新潟市の注文住宅・新築住宅ならフォルトーナへ
お問い合わせ・資料請求

小上がり和室の魅力と注意点・後悔しないための設計ポイント!

日本の住宅事情において、畳の温もりと落ち着きを兼ね備えた和室は、今もなお根強い人気を誇ります。
しかし、現代のライフスタイルの変化に伴い、広々とした和室は不要でも、畳のスペースが欲しいと考える方も少なくありません。
そんな方におすすめなのが、「小上がり和室」です。

小上がり和室の魅力と注意点・後悔しないための設計ポイント!

1:小上がり和室のメリット・快適な空間を実現

小上がり和室は、リビングなどの床よりも一段高く設けられた和室のことです。
この段差が、様々なメリットを生み出します。
まず、段差部分に腰掛けられるため、座椅子やソファがなくてもくつろげるスペースが確保できます。
小さなお子さんや高齢の方にとって、立ち座りの負担も軽減されます。

また、段差によって空間が立体的に演出され、リビングにメリハリが生まれます。
視覚的な効果だけでなく、リビングと和室の空間を明確に区切ることで、それぞれの機能をより際立たせることができます。

さらに、床下収納を設けることで、収納スペースの確保にも繋がります。
おもちゃや季節用品など、普段使いのものを収納するのに便利です。
生活空間の広さを有効活用できる点も魅力の一つです。

2:小上がり和室のデメリット・注意点と対策

小上がり和室には、メリットだけでなく、考慮すべきデメリットもあります。
最も重要なのは、段差によるバリアフリー性の低下です。
高齢者や車椅子の方にとって、段差は大きな障壁となります。
将来的なことを考えると、バリアフリー設計を優先するべきか、小上がり和室を採用するか、慎重に検討する必要があります。

また、小さな子供がいる家庭では、転落事故の危険性も考慮しなければなりません。
安全対策として、手すりや柵を設置したり、和室周辺のスペースを工夫するなど、対策を講じる必要があります。

さらに、お掃除ロボットの使用にも制限が生じます。
段差があるため、ロボット掃除機がスムーズに移動できない可能性があります。
これらのデメリットを踏まえ、ご自身の生活スタイルや将来的な状況を考慮した上で、小上がり和室の導入を検討することが重要です。

小上がり和室の設計・理想の空間を叶えるポイント

1:高さや広さの決定方法・使いやすさとデザインの両立

小上がり和室の高さは、使用する目的や家族構成によって最適な高さが異なります。
一般的には20~40cm程度が一般的ですが、座椅子として使用する場合や、床下収納を多く確保したい場合は、高めに設定するのも良いでしょう。

一方、小さなお子さんや高齢者がいる場合は、低い方が安全です。
広さに関しても、使用する目的によって調整が必要です。
単なる休憩スペースとして使うなら3畳程度でも十分ですが、来客用のスペースや子供の遊び場として利用する場合は、4.5畳以上が望ましいでしょう。
高さや広さを決める際には、リビング全体のバランスも考慮することが重要です。

2:収納の工夫・収納力を最大限に活かす方法

小上がり和室の大きなメリットの一つに、収納力の高さがあります。
床下収納はもちろん、段差部分に引き出し式の収納を設けることも可能です。
収納スペースを最大限に活用するためには、収納するものの種類や量を事前に把握し、適切な収納方法を計画することが重要です。
例えば、頻繁に使用するものは取り出しやすい位置に、季節物などは奥の方に収納するなど、工夫することで使い勝手の良い収納を実現できます。
また、収納家具のサイズやデザインも、和室全体の雰囲気に合うように選びましょう。

3:リビングとの調和・統一感のある空間づくり

小上がり和室は、リビングと一体感のある空間を作ることも可能です。
リビングのインテリアスタイルに合わせて、和室の畳の色や素材、建具などを選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。
例えば、モダンなリビングには、シンプルなデザインの畳や建具を選び、落ち着いた雰囲気のリビングには、伝統的な素材やデザインを取り入れるのも良いでしょう。
また、照明計画も重要です。
リビングと和室で異なる照明を使用することで、それぞれの空間の雰囲気を際立たせることができます。

4:将来を見据えた設計・バリアフリーへの配慮

将来的なことを考慮した設計も重要です。
高齢になった際や、家族構成が変化した際にも、快適に過ごせるように、バリアフリーへの配慮をしましょう。
例えば、段差を解消するためのスロープを設置したり、手すりを設置したりするなど、様々な工夫が考えられます。
また、和室の入口を広く設計することで、車椅子での移動も容易になります。
バリアフリー設計は、快適な生活を送る上で非常に重要です。

まとめ

小上がり和室は、現代の住宅事情に合わせた、使い勝手の良い和室です。
今回は、小上がり和室のメリット・デメリット、そして設計における重要なポイントを解説しました。
しかし、小上がり和室の設計は、ご自身の生活スタイルや家族構成、将来的な展望などを考慮した上で、慎重に進める必要があります。
様々な可能性を秘めた小上がり和室、ぜひ積極的に検討してみてください。

おすすめ記事

和室に合うフローリングの色や特徴とは?レイアウトのポイントも解説!

ホテルライクな玄関にするためのポイントをご紹介!

住宅ローンの目安を世帯年収で考えるとどうなる?

I字リビングダイニングのメリットとは?おすすめのレイアウトや家具もご紹介!

Top