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35 ツーバイフォー工法

日本へは北米から伝わったもので、もともとは数種の角材と合板がそろえば、
特別な技術がなくても強い建物を建てることができるよう、考案されたと言われています。

■ツーバイフォー工法とは
2×4呼ばれるサイズ38×89㎜の木材で組んだ枠に、構造用合板を張り付けた「パネル」を、立て起こして組み立てていく工法です。
このつくりから建築基準法上では、枠組壁工法と呼ばれています。
木造軸組構法が柱や梁(線)で建物を支えているのに対し、ツーバイフォー工法は壁や床(面)で支えるため、地震や台風などの力を
一点に集中させずに建物全体で受け止めるので耐震性に優れます。
使用する部材の樹種や強度が明確に分類され、特殊な金物もあまり使わず、パネルづくりも組み立ても基本的に釘打ちです。
釘の大きさや打つ間隔などは、建築基準法で細かく決められています。
また、隙間ができにくく、断熱・気密性や防火性が高いとされます。
石膏ボードを厚くする、重ね張りするなどで、準耐火・耐火構造を比較的容易につくることができます。

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