アプローチとは、道路から玄関までの通路をいいます。 訪れる人が最初に接する、住まいの印象を左右する家の顔ともいえる存在です。アプローチを設ける際の注意電を確認します。 ■家の顔をどうつくるか 敷地の狭小化が進んだ昨今、アプローチを長くとることは難しくなっています。 とはいえ、道路からすぐ、玄関ドアでは興ざめですし、家の中が丸見えになってしまうのも困ります。 美しい街並みをつくるのもアプローチといえます。 各住宅が通りに対して気を配り、閉じすぎず、親しみやすいアプローチを心がければ、町の雰囲気はぐっと良くなります。 ■玄関の位置 建物を敷地に配置するときは、北に寄せて建てるのが通常です。 玄関の出入り口を北ではなく側面に設けることで、90度に折れたアプローチとなり、落ち着きが生まれます。 敷地に余裕がない場合も、東や西に玄関をもお受けるなどの工夫も必要です。 ■アプローチに必要な機能 道路と接する付近に門を設けない場合でも、表札、インターホン、郵便受け、照明など設備が必要です。 これらをセットにし、1か所にまとめると、使い勝手もよく見た目もスッキリします。 ■カーポートと自転車置場 カーポートも車も介した一種のアプローチととらえることができます。 特に狭小な敷地では、はじめにカーポート決めてから間取りを行う必要があるほど、配置計画の決め手となります。 一般的に玄関ポーチの屋根を広くして駐輪スペースをつくるのが理想です。