住宅を購入する際に欠かせない住宅ローン。
しかし、多くの人が「自分たちの世帯年収で、どれくらいの住宅ローンを組めるのか」という疑問を持ちます。
この記事では、住宅ローンの借入目安を世帯年収別に見ていき、住宅ローンを組む際の注意点についても触れていきます。
情報をしっかりと収集し、住宅ローン選びの参考にしてください。
□住宅ローンの目安を世帯年収で考えるとどうなる?
住宅ローンを考える際、まず知っておきたいのは「借入れ可能額」です。
年収や返済負担率などに基づいて、どれくらいの金額を借りられるのかを把握することは、購入可能な住宅の選択肢を広げるうえで非常に重要です。(年齢による完済条件のございますご参考までに)
1:世帯年収300万円〜400万円の場合 (40年返済の場合)他の借入が無い前提条件です。
世帯年収300万円の場合、最大約2500万円前後までが借入目安で、世帯年収400万円の場合、最大約3800万円前後までが借入目安です。
この年収帯では、返済負担率を低めに抑え、余裕を持った借入を心がけることが重要です。
家計に余裕がない場合が多いため、将来の経済的リスクも考慮に入れるべきです。
2:世帯年収500万円〜600万円の場合 (40年返済の場合)他の借入が無い前提条件です。
世帯年収500万円の場合、最大約4700万円前後までが借入目安で、世帯年収600万円の場合、最大約5700万円前後までが借入目安です。
夫婦二人世帯では多少返済負担率を上げても生活に余裕が持てる場合がありますが、家族構成の変化や将来の教育費などを見越して、余裕を持った計画を立てましょう。
3:世帯年収700万円〜900万円の場合 (40年返済の場合)他の借入が無い前提条件です。
世帯年収700万円の場合、最大約6600万円前後までが借入目安で、世帯年収800万円、900万円ではそれぞれ最大約7500万円前後、最大約8500万円前後までが借入目安となります。
高所得世帯でも、限度額ギリギリの借り入れは避け、将来にわたって安定した返済計画を立てることが望ましいです。
□気をつけておきたいポイント
住宅ローンを組む際には、金額だけでなく、いくつかの重要なポイントに注意を払う必要があります。
1:金利の種類を理解する
変動金利と固定金利、それぞれのメリット・デメリットを把握し、将来の経済情勢や自身のライフプランに合わせて最適な選択をしましょう。
2:ランニングコストを考慮する
住宅ローンの返済だけでなく、固定資産税やメンテナンス費用などのランニングコストも考慮に入れて、家計に無理のない計画を立てることが重要です。
3:審査プロセスを軽視しない
住宅ローンの事前審査を通過しても、本審査で落とされるケースもあります。
審査は最後まで慎重に、かつ真剣に取り組む必要があります。
□まとめ
住宅ローンの借入目安を世帯年収で考えることは、理想の家を実現するための第一歩です。
しかし、借入れ可能額を知った上で、金利の種類やランニングコスト、審査プロセスなど、住宅ローンを取り巻くさまざまな要素に注意を払いながら計画を立てることが肝要です。
この記事が、住宅ローン選びの一助となれば幸いです。