家づくりを進めている方で、太陽光パネルを検討している方はいらっしゃいませんか。
そのような方には、家庭用で自家消費型の太陽光パネルをおすすめします。
しかし、それがどのようなものであるのかを知っている方は少ないでしょう。
本記事では、家庭用かつ自家消費型の太陽光パネルについてお伝えします。
□家庭用の太陽光パネルで発電した電気はどう使う?
家庭用の太陽光発電において、発電した電気は基本的に、「自家消費」か「余剰売電」のどちらかで使います。
自家消費とは、発電した電気をそのまま、家庭で消費することです。
自家消費した分だけ、電気を電力会社から買う必要がないため、電気代を減らせます。
対して、余剰家電とは、発電した電気を自家消費しきれなかった分だけ、電力会社に販売することです。
電気を売った分だけ、所定の口座にお金が振り込まれます。
自家消費でも余剰売電でも、基本的に太陽光発電の設備は違いがありません。
しかし、売電を行なうには「事業計画認定申請」と「系統連携申請」という手続きが必要です。
□自家消費型の太陽光パネルを導入するときの注意点はある?
自家消費型の太陽光パネルを導入するときには、注意点が4つあります。
1. 発電システムを設置するスペースが必要
太陽光発電設備を設置するには、屋根や建物の敷地内に一定のスペースが必要になります。
ただ設置すれば良いのではなくて、効率的に発電するために、屋根の形状や面積、方角などの条件が太陽光発電に適していることが大切です。
2. 設置に初期費用がかかる
太陽光発電の導入には、太陽光パネルやパワーコンディショナなどの設備の購入費用や、これらの設置の取付や配線工事などの費用がかかります。
初期費用は、太陽光発電設備の性能によって異なるほか、太陽光パネルの設置面積が広いほど高額になるので注意しましょう。
自家消費型の太陽光発電を導入するなら、設置後の電気代削減のシミュレーションをしておくことをおすすめします。
3. メンテナンス費用がかかる
太陽光発電設備は、基本的に10年以上使用し続ける製品です。
長い間、安全に運用するためにも、定期的なメンテナンスが必要になります。
メンテナンスを怠ると、発電効率が低下するほか、故障につながる恐れもあるので、注意しましょう。
4. 雨天時や夜間は発電できない
太陽光発電は、昼間であっても雨天時のように天候が悪いときや夜間は発電できません。
日本では梅雨の影響で、全国的に発電量が低下する時期があります。
また、地域によっても日照時間に差があるので、発電量を試算する際は注意しましょう。
(積雪時も発電はしません、真夏の高温時も発電量は下がります)
5.積雪時に落雪の危険性がある
太陽光発電のパネルは冬の積雪時に屋根からの落雪の問題があります。太陽パネルから十分な距離の雪止め金具等で対処しても一抹の不安は残ります。充分な敷地の余裕がある場合は近隣方にご迷惑をおかけする心配はございませんが、それでも、落雪に拠り車の屋根やその他モノに多大なる損傷を与える場合がございますので、設置には充分な配慮が必要になります。
□まとめ
家庭用の太陽光パネルで発電した電気は、自家消費型か余剰発電のどちらかで使います。
ただし、自家消費型では「発電システムを設置するスペースが必要」「設置に初期費用がかかる」「メンテナンス費用がかかる」「雨天時や夜間は発電できない」「 積雪時に落雪の危険性がある 」の5つの注意点があります。
当社では、家族に合う家をとことん突き詰めて家づくりを進めていくので、ぜひご相談下さい。