和室を検討している方で、部屋に取り入れる色で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
空間に取り入れる色によって、和室の雰囲気は大きく変わります。
そこで今回は、和室に合う畳とカーテンの色をご紹介します。

□和室に合う畳の色

細長くより合わせた和紙を編み込んで作られる和紙畳や、縁のない琉球畳は、一般的なイグサの畳に比べて色のバリエーションが豊富です。
今回は、特に人気で定番の色を、4つご紹介します。

1.銀白色
銀白色は、新調したての畳のような柔らかな緑色です。
和の雰囲気も大切にしたい方におすすめです。
和紙畳ならほとんど色あせないため、新鮮な緑色を長期間保てます。

2.若草色
若草色は、少し使い込んだ畳のような自然な緑色です。
銀白色と同様に、和の雰囲気も大切にしたい方におすすめです。
通常の畳と似たような色合いでも、縁なし畳として取り入れることで、一気におしゃれになるでしょう。

3.灰桜色
灰桜色は、グレーとベージュの中間のような洗練された色合いです。
少し洋風な印象を与えます。
白い壁やフローリング、木材にもよくなじみます。

4.白茶色
白茶色は、フローリングと相性の良いベージュのような色合いです。
他の部屋とのバランスを取りやすい色で、家全体の統一感を生み出せます。
より洋風の雰囲気を演出したい場合は、真っ黒やチャコールグレー、ネイビーなどの色を取り入れると良いでしょう。

□和室に合うカーテンの色

和室に合うカーテンの色を、3種類ご紹介します。

和室に取り入れやすいのが、ナチュラルな白系です。
和室を清潔感のある、明るい雰囲気にします。

レースやリネンなどの透け感のあるカーテンは、遮光性がありながらも日差しを程よく取り込んでくれるため、人気があります。
また、障子と合わせて取り付けられるため、障子を開けた時の外からの視線をシャットアウトしたい場合にも便利です。

カーテンの色を赤、オレンジ、黄色などの暖色系にすることで、和室を洋風にアレンジしたり、部屋の雰囲気を明るくできたりします。
襖紙やカーペットを暖色系のカーテンに合わせてコーディネートするのもおすすめです。

和モダンがテーマのお部屋には、紺、青、グレーなどの寒色系がおすすめです。
落ち着いた空間を作れるため、モノトーンがテーマのリビングや寝室に取り入れても良いでしょう。
遮光機能の高い厚手のカーテンにすると部屋の印象が暗くなってしまいがちなため、ロールスクリーンや和紙ブラインドをおすすめします。

今回は、和室に合う畳とカーテンの色をご紹介しました。
取り入れる色によって、和の雰囲気を前面に出した和室にも、洋風の雰囲気もある和洋折衷を楽しめる和室にもできます。
理想の和室の雰囲気をイメージしながら色を決めることが大切です。