ビルトインガレージについてご存知でしょうか。
ビルトインガレージとは、車好きの方や趣味をお持ちの方に重宝されるガレージです。
今回は、ビルトインガレージについての基礎知識と、ビルトインガレージのメリットとデメリットをご紹介します。
□ビルトインガレージとは?
ビルトインガレージとは、車を収納するスペースを建物の一部に組み込み、シャッターやドアを設置したガレージのことです。
日本では比較的土地が狭いため、人気があります。
また、ビルトインガレージの場合、屋内から車を眺められるため、車好きの方からの要望が多い間取りです。
□ビルトインガレージのメリットデメリット
まず、ビルトインガレージのメリットを5つご紹介します。
1.雨や風、紫外線から車を守れる
室内に車を保管できるため、自然環境から大事な車を守り、きれいな状態を長い間保てます。
また、シャッターを閉めることで、盗難やいたずらの被害に遭うリスクを大幅に軽減し、防犯上の安心も確保できます。
2.好きなタイミングで車のメンテナンスができる
ビルトインガレージがあれば天候や時間帯に関係なく、好きな時に好きなだけ車のお手入れができます。
自分の好きなタイミングで時間や場所を気にせずに車と向き合えるのは、車好きの方にとって魅力的でしょう。
3.趣味のスペースとしても活用できる
ビルトインガレージは、趣味のスペースとしても活用できます。
例えばゴルフの練習やDIYの作業など、趣味を満喫できる空間にもなります。
小さいお子さまがいるご家庭では、ビルトインガレージを遊び場として使えることも魅力的です。
家族ぐるみで仲の良い方たちと集まって一緒に遊ぶ場にもできます。
また、夏の暑い日にはビニールプールを設置したり、BBQを楽しんだりできるでしょう。
4.家と行き来するときに雨に濡れない
ビルトインガレージは建物の一部に組み込まれているため、雨が降っていても服や靴を濡らさずに車まで移動出来て便利です。
荷物の持ち運びや、お子さまをチャイルドシートに載せるのも楽になります。
5.固定資産税を抑えられる
ビルトインガレージの面積が住宅の延べ床面積の5分の1の場合は、固定資産税の緩和措置が適用されます。
ただし、グレードの高い電動シャッターに固定資産税がかかる場合もあるので、注意が必要です。
次に、ビルトインガレージのデメリットを2つご紹介します。
1.高額な設置費用
ビルトインガレージの工法や構造には、いくつか種類があります。
木造以外を選んだ場合、費用が高額になる恐れがあります。
木造の場合も、耐震補強が必要になれば費用がかさむ可能性があります。
ビルトインガレージの設置費用は、建物本体の工事費に約250~300万円上乗せされると言われています。
シャッターや換気扇など、グレードの高い設備を追加するとさらに費用がかかります。
2.騒音や振動、換気に注意が必要
作業の音や振動が住宅内の部屋に響くことも、デメリットとして挙げられます。
エンジン音やシャッター音は、意外に響くものです。
ガレージを使う時間帯や頻度によっては、シャッター音が近所迷惑になる場合もあります。
また、排気ガスがたまりやすい構造のため、臭い対策のために換気扇の設置は欠かせません。
□まとめ
今回は、ビルトインガレージについての基礎知識と、ビルトインガレージのメリットとデメリットをご紹介しました。
それぞれのご家庭にとってのメリットとデメリットを考えながら、慎重に検討することが大切です。