部屋の照明をかっこよくするためにどのような照明を選ぶか迷っている方も多いでしょう。
照明は部屋の印象を大きく左右するため、照明選びは失敗したくないものです。
今回は、照明器具の種類と、かっこいい照明の選び方のコツをご紹介します。
□照明器具の種類
主な照明器具の種類を、7つご紹介します。
1.シーリングライト
天井に直接設置する照明器具です。
高い位置から空間を照らすため、部屋全体を均等に明るくしやすいこと、引掛けシーリングがあれば取り付けや取り外しが簡単であることから、多くの住宅で使用されています。
リモコン操作で調光や調色ができるタイプや空気を循環させるためのファンと一体化したタイプ、スピーカーを内蔵したタイプやプロジェクター付きのタイプなど、さまざまな種類があります。
2.ダウンライト
天井に埋め込んで設置する照明器具です。
天井をフラットに見せられるため、すっきりとした空間の印象を与えます。
一つのライトだけではそれほど明るくありませんが、バランスよく複数並べることで、メイン照明として使用することも可能です。
また、絵画を照らすことで絵画を引き立たせることも可能です。
広さや目的に応じて使いやすい照明でしょう。
3.間接照明
天井や壁などに光源を当てて反射させ、間接的に空間を照らします。
天井の一部をより高くした「折り上げ天井」を引き立たせるために使われることが多く、天井の高さを強調し、伸びやかな空間を演出できます。
4.ペンダントライト
天井から吊り下げる照明器具です。
ダイニングテーブルの上部に使用される場合が多い照明です。
ダクトレールと併せて設置すれば、テーブルの向きと一緒に照明の位置を変えられるため便利です。
5.スポットライト
特定の場所を集中的に照らすために使われる照明です。
ライトの角度や向きを変え、特定の場所を照らして引き立たせ、空間のコントラストを強調できます。
6.ブラケットライト
壁面に設置する照明で、室内だけではなく玄関灯としても人気があります。
やわらかな陰影をもたらし、空間の奥行きを感じさせます。
置き型のスタンドライトを設置する場所がない場合にも使えます。
7.フットライト
足元を照らす照明です。
廊下や階段、ベッドサイドなどに設置することで、夜間でも安全に歩けます。
暗くなり人が近づくと点灯し、一定時間経つと自動で消灯する、人感センサー付きのフットライトが便利です。
□かっこいい照明の選び方のコツ
照明の選び方のコツを、3つご紹介します。
*インテリアのイメージを明確にする
インテリアにスタイルがあるように、照明にもスタイルがあります。
例えばお仕事のための部屋なら、シンプルで機能的な照明器具が、反対に来客をもてなすためのリビングダイニングなら、おしゃれなシャンデリアやペンダントが似合います。
このように、部屋の用途やインテリアのスタイルによって適する照明が変わるため、まずはインテリアのイメージを明確にすることが必要です。
見栄えだけを優先するのではなく、照明の明るさもしっかり確認して、作業や日常生活に支障をきたさないようにしましょう。
*照明器具を選ぶ
上記で紹介した通り、照明器具にはさまざまな種類があり、それぞれに設置の仕方や特徴があります。
イメージするインテリアのスタイルに合わせて、照明器具を選ぶことが重要です。
*家全体のバランスを考える
それぞれの部屋の照明計画のめどが立ったら、家全体のバランスを考えることをおすすめします。
例えば、リビングを間接照明で計画したら隣の玄関の方が明るくなってしまった、という失敗例があります。
この場合、リビングと玄関を行き来するときに、照明のまぶしさや暗さが気になってしまいます。
照明で失敗しないために、家全体の明るさのバランスを考えることが重要です。
□まとめ
今回は、照明器具の種類と、かっこいい照明の選び方のコツをご紹介しました。
照明器具の種類は豊富で、それぞれに特徴があります。
家全体のバランスを考えながら、各部屋の用途やインテリアのスタイルに合った照明を選ぶことが大切です。