アイランドキッチンを導入するか、迷っている方もいらっしゃるでしょう。
キッチンは毎日使う場所のため、後悔しないように決めたいものです。
今回は、アイランドキッチンのメリットとデメリット、選ぶ前の注意点をご紹介します。
□アイランドキッチンを導入するメリットデメリット
アイランドキッチンは、壁とキッチンが接地していないキッチンです。
まず、アイランドキッチンのメリットを3つご紹介します。
1.開放感がある
アイランドキッチンの魅力は開放感があることです。
壁と接地していないため、キッチンの周りを360度回遊でき、家事の負担を軽減できます。
小さいお子さまがいるご家庭でも、キッチンから周囲を見渡せたり、コミュニケーションを取りながら家事できたりします。
2.レイアウトがしやすい
アイランドキッチンは壁と接地していないため、間取りに合わせたレイアウトがしやすくなります。
キッチンの使い勝手や他の部屋との位置関係など、それぞれのご家庭に合った空間にコーディネートできます。
3.おしゃれな雰囲気に
アイランドキッチンはリビングやダイニングと同じ空間にあるため、インテリアのひとつとしておしゃれな雰囲気を楽しめます。
最近は、他の空間と合わせてコーディネートし、個性的なキッチンを楽しむ方も増えています。
次に、アイランドキッチンのデメリットを3つご紹介します。
1.広いスペースが必要
アイランドキッチンは通路を確保しなくてはならないため、他のキッチンよりも広いスペースが必要です。
住宅の広さには限りがあるため、他の空間とのバランスを考慮しながら決めることが重要です。
2.匂いが広がりやすい
アイランドキッチンは他の空間との距離が近いため、キッチンの匂いや煙が伝わりやすくなります。
匂い対策として、風の流れを考えた窓の配置や換気扇の設置など、換気しやすい環境をつくりましょう。
3.収納スペースの位置決めが難しい
収納スペースが近すぎると開放感が下がったり、遠すぎると移動距離ができて負担が増えたりと、意外に収納スペースの位置決めが難しいものです。
壁面やシンク下、コンロ下など、収納スペースの位置も考える必要があるでしょう。
□アイランドキッチンを選ぶ前の注意点
アイランドキッチンを選ぶ前に注意すべきポイントを、5つご紹介します。
1.収納スペース不足
アイランドキッチン本体の収納スペースが少ないため、収納棚をアイランドキッチンとの距離を考えて配置する必要があります。
2.匂い対策
アイランドキッチンには、高性能の換気扇(レンジフード)をおすすめします。
換気扇をコンロの近く上部分に設置すれば、料理中の匂いや煙の広がりを抑えられます。
3.作業台をきれいに維持する手間がかかる
作業台に何もない状態を維持したい場合は、調味料や備品を収納するスペースが必要です。
キッチンの前に手元が見えない高さの腰壁を設置することで目隠しができ、裏側を収納スペースとして使うことも可能です。
4.お子さまのキッチンの出入りが心配
小さいお子さまがいるご家庭では、お子さまのキッチンの出入りが心配かもしれません。
収納棚にロックを付ける、けがする恐れのある調理器具はお子さまの手が届かない場所に置くなど、対策が必要です。
5.費用が高い
アイランドキッチンは壁付けキッチンに比べて高い費用がかかります。
そのため、アイランドキッチンが本当に必要かどうかをしっかり考えることが必要です。
アイランドキッチンと同じ対面型キッチンにはさまざまな種類があるので、費用が気になる方は、他の種類も検討することをおすすめします。
□まとめ
今回は、アイランドキッチンのメリットとデメリット、選ぶ前の注意点をご紹介しました。
理想のキッチンのイメージとアイランドキッチンのメリットとデメリットを照らし合わせながら、導入するべきか慎重に決めることが大切です。