「周囲への音漏れを気にせず暮らしたい」
このような考えから防音室の設置を検討している方は多いです。
しかし、防音室を設置して後悔している方もいらっしゃいます。
本記事では防音室の失敗例からわかる注意点と防音室のタイプについて解説します。
ご自身の理想の防音室を作る参考にしていただけると幸いです。
□防音室のある家の失敗例とは?
防音室を作ったものの、どうしても音漏れが気になってしまう方がいらっしゃいます。
例えば、ドラムの練習のために防音室を作ったものの、使っていると家族からうるさいと言われる方もいるようです。
このような失敗を避けるためには、設計段階から防音室を使う目的を明確にしておくことが大切です。
音には空気を通して伝わる音と、振動によって伝わる音、もしくはその両方で伝わる音の3つの種類があります。
楽器を演奏する際に伝わる音と、映画を見る際に発せられる音では、伝わる音の種類が異なります。
伝わる音の種類に対して適切に対策しなければ、防音室を作っても意味がありません。
そのため、事前にどのような目的で防音室を設置するのかを明確にしておきましょう。
また、防音室という密閉された空間を作ることによって熱や湿気がこもり、困る方も多いです。
そんな時に備えて、空調設備を導入しておきましょう。
しかし、空調設備を導入したら空気の通り道から音が漏れてしまうのではないかと思われる方も多いはずです。
そこで吸音器を設置しておけば、音が外に漏れることなく換気ができます。
また、音を吸収しながら換気をしてくれる設備を導入するのもおすすめです。
□防音室のタイプについてご紹介!
防音室には主にユニットタイプとフリータイプの2つが存在します。
ここではそれぞれのタイプについて解説します。
まずはユニットタイプです。
これは組み立てタイプとも呼ばれ、室内に電話ボックスのようなボックスを組み立てた防音室です。
部屋の工事をすることなく、室内にパネルを設置するだけで完成します。
そのため、完成までに1日もかからず、すぐに使い始められる点が魅力です。
次はフリータイプです。
これは部屋ごと防音室にするタイプです。
ドラムのような演奏など、高い防音性能が必要な場合はこちらのタイプがオススメでしょう。
□まとめ
防音室の後悔例とその対策、防音室の種類をご紹介しました。
防音室のある家をお考えの方は、どのような目的で防音室を作るのか、どのような種類の防音室があるのかを知っておきましょう。
そうすることによって、ご自身の理想の防音室を作れます。