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ビルトインガレージの設置を検討中の方へ!容積率について解説します!

建物の一部を駐車スペースとして組み込んだビルトインガレージは多くの方から注目を浴びています。
狭い敷地でも駐車できたり、天候を気にせず乗り降りができたりと様々なメリットがありますが、実は注意点が存在します。
そこで本記事ではビルトインガレージについて知っておいていただきたいことをご紹介します。

□ビルトインガレージをご検討中の方は容積率について知っておくことが大切です!

容積率とは、敷地面積に対する建物の延床面積を割合で表したものです。
延床面積は、建物全ての階の面積を足し合わせて求められます。
そのため、当然ビルトインガレージの面積も延床面積に含まれます。

この容積率はそれぞれの自治体によって細かく決められており、日本全国の建物は容積率に基づいて建築されています。
例えば、容積率が100パーセントの地域で、敷地が100平方メートルの場合、延床面積が100平方メートル以内であれば問題なく建築できます。

もし、上記の条件で、1階が60平方メートル、2階が40平方メートル以上の場合は、違法建築物になってしまうので注意してくださいね。

□ビルトインガレージを作る際の注意点とは?

ビルトインガレージの概要を解説しましたが、実は注意点があります。

まずは固定資産税が下がるわけではないということです。
多くの方はビルトインガレージを設置したら固定資産税を安く済ませられると思い込みがちです。

確かに、建築基準法には「自動車車庫部分の5分の1は延床面積に含まれない」という記載がありますが、建築基準法上の床面積と固定資産税上の床面積は別もので、関係がありません。

また、ガレージの内装に制限がかかる可能性があることに注意しましょう。
ビルトインガレージには準不燃材料に指定された材料しか使用できません。
これは建物内部で火災が発生した時、火が燃え広がらないようにすることが目的です。
準不燃材料しか使用できないので、デザインに制限が生じてしまう恐れがあります。

この使用する材料に制限がかかることによって、施工費用が高額になりやすいことも知っておいてください。
準不燃材料は他の材料と比較して特別であるため、高価な場合があります。

□まとめ

ビルトインガレージを作る際には、固定資産税が下がるわけではないということ、内装に制限がかかる可能性があること、高価になりやすいことに注意しましょう。
とはいえ、様々な魅力がビルトインガレージには存在しますので、ぜひメリットと併せてご検討ください。

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