一般的に北向きリビングは光を取り入れるのが難しく、避けられることが多いです。
しかし工夫次第では、そのデメリットを解消し、より良い家を作ることが可能です。
そこで今回は、北側にリビングを設定したことに伴う後悔と、それらへの対策を解説します。
住宅の間取りに悩んでいる多くの方の参考になれば嬉しいです。
□北側リビングの後悔とは?
リビングは家の中心であり、そんなリビングはやはり光の集まる空間にしたいと考える方も多いでしょう。
しかし、様々な理由で北側リビングを選択する方もいらっしゃいます。
こんなケースがございました。折角南向きの土地を購入したのに、南側をなぜか全面車庫に?すると1階の採光は期待できません。そこで、敷地に余裕があれば北側リビング!
しかしながら、
北側リビングにしたことで聞かれる後悔は主に以下の3つです。
・日当たりが悪い
・カビが発生しやすい
・暖房費が高くなりやすい
以上のデメリットは、きちんと対策すれば解消できます。
そこでここからは、その解決策について解説します。
□北側リビングの日当たり問題の解決策
*日が差し込む工夫
北側リビングの家で採光率を上げるためには、一般的に天窓や高窓などの天井周囲の窓や、吹き抜け窓、大開口窓など、太陽光が広く入ってこられるような窓を設置することがおすすめです。
ただし、一般的な窓では、夏は北側からの採光は得れますが、他の季節では窓開口が大きいほど、熱が外に逃げますので、採光との兼ね合いで大きさを決めた方が良いと思います。
冷気や暖気の出入りが大きく、暖房効率を下げてしまう恐れもあります。
メリットとデメリットを考え、間取りを決定しましょう。
他にも、光窓を作ることもおすすめです。
光窓とは、家の中央部分に設ける中庭のことです。
光窓を作る場合は、年間を通して光が取り入れられるよう建物全体を設計しましょう。
*湿度対策
先ほど説明した通り、日当たりが悪いと湿気も溜まりやすく、カビの発生リスクも高まります。
そのため、北側リビングの家では、日当たりを向上させる工夫だけでなく、通気性(換気により)を上げることも重要です。
定期的に窓を開けて換気を行ったり、1種熱交換機型換気扇(吹き抜けのある家も)をつけたりして空気を循環させることで、空気の滞留を防ぐ事ができます。
*防寒対策
リビングの日当たりが悪いと、通常より寒さを感じやすくなります。
そのため、北側リビングの家では特に断熱に力を入れる必要があります。
当社はZEH住宅も手掛けており、住宅の断熱性能には自信があります。
北側リビングの住宅を考えている方にこそ、ZEH住宅(太陽光を載せないタイプもございます)はおすすめです。
□まとめ
今回は、北側にリビングを設定したことに伴う後悔と、それらへの対策を解説しました。
ほとんどの方にとって、一生に一度の住宅購入、後悔のないものになれば嬉しいです。
当社は、土地や家族のニーズに合わせた家づくりを大切にしています。
北側リビングを検討されている方、ZEH住宅が気になる方など、住宅に関する疑問があればお気軽にお問い合わせください。