スイッチやコンセントを無計画にすると、使い勝手が悪い、家具が置けない、コンセントが足りない.... といったことに。 ここでは、設置の位置や機能について把握しながら、選び方を確認しておきましょう。 ■スイッチの種類と選び方 照明や換気扇などを操作するスイッチは ①オンオフを手動で操作するもの ②タイマーで動作させるもの ③センサーでオンオフが行われるもの があります 手動タイプのスイッチは使いやすさと機能で選びます。 操作面が大きく、軽く押すだけでオンオフが可能なワイドスイッチが操作しやすく便利です。 同じ照明を2ヶ所のスイッチでオンオフできるのが3路スイッチです。 階段の照明を階下と階上で操作するといった使い方ができます。 照明の光量を好みの明るさに調整できるのが調光スイッチです。換気扇の風量を調整できるスイッチもあります。 ■タイマーやセンサーを活用 タイマースイッチは、消し忘れ防止や省エネルギーに貢献します。 トイレや浴室の換気扇を一定期間だけ回して停止させることができます。 玄関用はオフにしてからも一定時間点灯し続けますので、夜遅く帰宅する際の転倒防止になります。 センサータイプは、人の動きを感知して自動オンオフを行います。暗闇でもスイッチを探す必要がありません。 足元照明のスイッチは、センサーによって足元を照らします。 ■コンセントの数と位置 私たちが使う電化製品の数は昔に比べてかなり増えているので、コンセントは多めに設置します。 まずは、その部屋で使用する電気機器をリストアップします。 設置場所が決まっている電気機器と、移動して使う電気機器の両方を想定して位置を検討します。 特に固定して使用する電気機器が多いキッチンやテレビまわり、パソコン周辺部などは、ケーブルが錯綜したり たこ足配線にならないよう注意が必要です。 棚やデスク、カウンターなどの高さや幅に合わせ、数や高さを決める必要があります。 掃除機や扇風機、充電器など、移動して使う電気器具のコンセントは、抜き差しがしやすい位置にあるとよいでしょう。 室内や廊下などバランスよく配置します。 高齢者はしゃがみながらの作業はつらいため、高めの位置に設置するのがよいでしょう。