侵入者が侵入をあきらめるまでの時間は、2分から5分といわれています。 そのため、5分以上抵抗すると対策が必要となります。 ここでは、玄関の防犯対策について考えます。 ■錠をえらぶ 玄関には開けにくい錠の種類を採用します。 侵入手口に対して5分以上の抵抗性能をもつ防犯性能の高い建物には、CPマークが表示されていますので参考にします。 ディスクシリンダーはピッキングに弱いため、CP認定錠を基本に高性能シリンダーの錠前を選びましょう。 シリンダー錠以外にもピッキングや破壊に強い暗証番号方式、ICカード式、ICタグ式、生体認証式の電気錠があります。 玄関ドアは抵抗力を高めるために高性能シリンダーを2つ取り付けるツーロックとします。 勝手口も同じです。サムターン回しによる侵入を防ぐため、室内側のサムターンは取り外しできるものを採用します。 また、ドアのこじ開けを防ぐため、デッドボルトは鎌つきにし、ガードプレートを扉と枠の隙間をふさぐように取り付けます。 ■防犯カメラとインターホン インターホンにも。さまざまなセキュリティ機能が付加されています。 特にカメラによる映像録画機能付きのインターホンが、多く見られるようになりました。 さらに録音機能が付いたり、携帯電話と連動したり多機能化が進んでいます。