日本へは北米から伝わったもので、もともとは数種の角材と合板がそろえば、 特別な技術がなくても強い建物を建てることができるよう、考案されたと言われています。 ■ツーバイフォー工法とは 2×4呼ばれるサイズ38×89㎜の木材で組んだ枠に、構造用合板を張り付けた「パネル」を、立て起こして組み立てていく工法です。 このつくりから建築基準法上では、枠組壁工法と呼ばれています。 木造軸組構法が柱や梁(線)で建物を支えているのに対し、ツーバイフォー工法は壁や床(面)で支えるため、地震や台風などの力を 一点に集中させずに建物全体で受け止めるので耐震性に優れます。 使用する部材の樹種や強度が明確に分類され、特殊な金物もあまり使わず、パネルづくりも組み立ても基本的に釘打ちです。 釘の大きさや打つ間隔などは、建築基準法で細かく決められています。 また、隙間ができにくく、断熱・気密性や防火性が高いとされます。 石膏ボードを厚くする、重ね張りするなどで、準耐火・耐火構造を比較的容易につくることができます。