久々の現場レポートですね!さて、今回は軒の出についてお話します。
弊社では最近南向きの現場は、軒を三尺(909mm)出すようにしています。それは、ある理由からです。
将来太陽光を屋根に載せたいと言うお話を頂いて、
太陽光発電の上に雪が積もった場合、
屋根の雪が雨や太陽の熱で解けだして「ガー」と雪崩が起きるかもしれません。
そうならないように、
少しでも雪を止めて、少しでも多く太陽光パネルを載せたい(売電メリットを考えると)
そこで、こんな工夫をしています。
南側の軒の出を大きく取るようにしています。
こうする事で屋根の雪を止めて太陽光パネルを多く載せる事が出来ます。
そして、
もうひとつのメリットは軒が長い事で夏は日差しを和らげ(太陽の緯度が高いため)
冬は太陽の緯度が下がる為日差しを取込む事が出来ると言うメリットがあります。
唯、軒先に雪が積もると積雪荷重により、軒先が破断する可能性が出てきます。
そこで弊社では、こんな工夫を施しています。
軒先の垂木の間隔を454.5mmから227.25mmと通常の1/2で施工しています。
これで、安心ですね。
なるほど、納得でしたでしょうか?