本日、床柱(秋田杉の灌木)が欲しくて、森林組合さんに行ってきました。
正確にはお隣の林業開発さんです。
秋田杉、新潟県産杉や欅、檜と国産材が所狭しと置いてあります。
以前は和室と言えば「真壁」ゆえに「銘木」の仕入れ
その様な流れでした。
銘木は購入して、しばらく自然乾燥してから使うので随分と長い間乾燥させてました。
現在はそのような需要も減り(厚い断熱材が入らない為に)ZEHの住宅は特に難しい。
なかなか、使う用途がございませんでしたが、今回はZEHですが、和室のしつらえを施したいと思い、大壁ながらチャレンジです。
余談ですが、秋田杉の灌木(かんぼく)は「超貴重品」です。勿論、もう伐採は出来ません。
私、この秋田杉の灌木を見ると糸のような細かい年輪を見ると惚れ惚れしちゃいます。
余談ですが新潟県産杉も、秋田杉の灌木に負けない年輪の詰まったモノもあるようですが、樹齢が最低でも100年から150年位は必要なようです。
戦後の植林事業が概ね70年とすると、植林した民木は年輪が粗くてまだまだ成長中なのがうかがい知れます。
森を守るためには、間伐して細い木を間引いて、選りすぐりの木に日光が届くようにしなければなりません。
間引く為には、人手も必要ですし、間引いた杉材の使い道も考えなければなりません。
昨今、この間引いた杉材は1.8mの鉛筆?ような形状にして、防砂林の杭等に使わているそうです。
この場合は、住宅を造る為の柱と使用するよりも、高いお値段で公共事業で取引されているとの事でした。
春になると、花粉症の代名詞の杉の木ですが、
このように姿を変えて、我々の日常生活を支えています。
このような事で、杉花粉が軽くなるといいですね!