昨日、新潟市中央区の現場にて、スーパーウォール住宅の気密測定を実施しました。
決まってスーパーウォール住宅は、工事中に気密測定をするのが決まり事です。
測定士さんが気密測定器を設置作業中に我々は6名が各々「気密テープ」「ウレタン」「コーキング」を手に目に見ない隙間を塞いでいきます。
特に窓廻りは念入りに行います。
今回は家が大きく、屋根裏部屋やルーフバルコニーにオーバーハング部分もありますし、間取りも四角の家ではなく、コの字のお家になってます。
その上、準防火地域ですので、サッシも樹脂サッシと言う訳にも行かずに複合サッシです。
さらに、引違の窓も複数あって、スーパーウォール住宅と言えども心配でしたが、
測定開始 1回目は C=0.40㎠/㎡ 「ほっ」と胸を撫で下ろし、
また、測定機で内部の空気を引っ張りながら、わずかに感じる気流の流れを見つけ出して、
その隙間をしらみつぶしに塞いでいく。
おじさん6名がこの暑い日がに、お家の窓を全部締め切った中、各々が針の穴を探すように作業に取り組みます。
1回目の測定から約1時間半後に再測定
2回目の結果は Ⅽ=0.38㎠/㎡
一同、ほっとするも?
もう。一回行きましょうと私、
また、おっさん6名で同じ作業の繰り返し、
3回目は測定士さんも、さらに細かく目に見えない「隙間」を探しに参加して、
また、さらに1時間半の作業時間をかけて測定を開始
全員が測定器に群がり、数値を見てると今回は
Ⅽ=0.37㎠/㎡
72坪弱(屋根裏部屋、バルコニー部分は除く)で建物の外皮実質延床面積は約90坪ああるお家で、家中の全部の隙間は10.48㎝×10.48㎝=約110㎠
つまり、ハガキ一枚より小さい隙間しかないと言う事です。
俗に言う高気密の括りはⅭ=2.0㎠/㎡なので
その他は概ねⅭ=1.0㎠/㎡を切れば「おっ!いいじゃん」という感じなので、
良かったと思います。
以前、防火地域で同じようにスーパーウォール住宅で気密測定して、Ⅽ=0.5㎠/㎡を切るのに苦労した思い出があって心配でしたが、
安心しました。
これから、今度は太陽光発電工事にかかります。
来月から、また、大工さんを増員して進めて行きます。