32 家の強さは基礎から - 新潟市の注文住宅ならフォルトーナ
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32 家の強さは基礎から

「基礎」は建物において最も重要な部分です。
その具体的な役割は、建物の重量を受け止めて長期にわたって地盤に伝えることと、
地震や台風など建物が受ける急激な力を速やかに地盤を伝えることです。


■地盤と建物をつなぐ基礎
近代までの木造の足元は、平石の上に柱を建てる方法で、地盤がよほど強固でないと建物の重みで不均一に沈んでしまいました。
大地震を経て法律が少しずつ改正され、建物の重みだけでなく、地震など横からの力にも耐えうる鉄筋コンクリートの基礎が一般化しました。


■布基礎とベタ基礎の違い
建物本体が木造や鉄骨造であっても、基礎は鉄筋コンクリートでつくられます。
圧縮は耐える力は強いが、引っ張られると割れが起こりやすいコンクリートと引っ張りに強い鉄骨を組み合わせることで、
強度が発揮される仕組みです。
一般的に基礎には、布基礎とベタ基礎があります。
ベタ基礎は布基礎に比べ、コンクリート量、鉄筋量ともに多くかかり、コスト高になりますが、作業性が高く昨今は
住宅地の多くが軟弱地盤なこともあり、ベタ基礎が主流になっています。

■基礎の設計
基礎のうち、立ち上がっている部分は地中梁と呼ばれ、建物全体の重さを支える役割を果たします。
しっかりとした基礎をつくるには、これが途切れずにつながっていることが重要で、外周部はぐるりと閉じ、内部も上部の間取りと連動し、
柱や耐力壁の位置と合致していなければなりません。換気口や点検口を設ける場合も、地中梁を切らないようにします。
コンクリート強度、鉄筋の材質、太さや間隔、部分的な補強方法やアンカーボルトの仕様も、基礎も強度や耐久性にかかわる重要な事柄です。



■基礎は現場でつくられる
多岐にわたり細かな仕様の規定を満たさなければならない基礎ですが、工場で製作するわけにはいきません。
強度や耐久性の担保は現場での施工の制度によるところが大きいことを承知しておきましょう。



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